特定の犬は、ある季節になると大量に毛が抜けます。それが年2回訪れる「換毛期」であり、被毛が生え変わることで季節ごとに最適な体温調節ができるようにしています。
そんな犬を飼っている方の悩みといえば「抜け毛のお掃除」です。そこでこの記事では、犬の抜けがなぜ多いのかと理由と、抜け毛対策の方法、さらにお掃除の時短アイテムまでご紹介します。犬の抜け毛に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
犬の悩み第1位は「抜け毛」
犬を飼っている方の悩みは本当に抜け毛なのか?まずは、au損保とダイワハウスが行なったアンケート調査をご紹介します。
au損保が行ったアンケート調査
au損保が1,000人の飼い主(犬:500人、猫500人)に対して行なったアンケート調査の結果、ペットに関する悩みの中で最も多かったのが「抜け毛の掃除が大変」でした。
抜け毛のお掃除は犬だけでなく、猫を飼っている方も「大変」と感じているようです。
ダイワハウスが行ったアンケート調査
ダイワハウスが「いぬのきもちアプリ」を使用し、415人の飼い主に対して行なったアンケート調査の結果、愛犬に対する悩みで2番目に多かったのが「抜け毛の掃除」でした。
実際の声にあるように、犬の抜け毛がフローリングやカーペット、衣類などに絡みつくと、取り除くのにかなり苦労しますね。
犬の抜け毛が多いのはなぜ?
続いて、犬の抜け毛がなぜ多いのか?その理由をご紹介します。
換毛期のある犬種
柴犬やポメラニアンなど被毛がダブルコートになっている犬種には「換毛期」があります。換毛期とは、2種類ある被毛のうちアンダーコート(副毛)を生えかわらせ、季節ごとに体温調節しやすい体を作る時期のことです。
<主なダブルコート犬種>
柴犬、ポメラニアン、コーギー、サモエド、ボーダーコリー、ゴールデンレトリバー、チワワ、ダックスフンドなど
換毛期は5〜7月・9〜11月の年2回訪れるのが一般的で、1〜2ヶ月ほどかけて被毛が生えかわります。抜け毛の量は想像以上であり、「お掃除が大変」と悲鳴をあげる飼い主も少なくありません。
ストレス
犬は強いストレスを感じると、「自分の毛をむしる(食べる)」ことがあります。軽いストレスであれば前足を舐めるなどの行動で心の均衡を保っているのですが、ストレスが強いと毛をむしる、体を噛むといった行動に出てしまうのです。
「特定の部分の抜け毛がひどい」と感じたら、強いストレスから毛をむしっている可能性が考えられます。また、留守番をさせる直前に毛をむしってしまう犬は、「分離不安症」に陥り、飼い主に依存しすぎている可能性があります。
栄養不足
犬の毛が成長するにはタンパク質(ケラチン)、亜鉛、ビタミン、必須脂肪酸などの栄養素が欠かせません。これらの栄養素が著しく不足していると、抜け毛が多くなる可能性があります。
病気にかかっている
犬の抜け毛が多いときは、何らかの病気にかかっている可能性もあります。主に注意すべき病気は次のとおりです。
膿皮症(のうひしょう)
疥癬(かいせん)
皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)
アトピー性皮膚炎
マラセチア皮膚炎
ニキビダニ症
換毛期がないのに抜け毛が多い、換毛期からズレているのに抜け毛が多いという場合は、抜け毛にともなって皮膚の赤み・痒みなどが生じていないかしっかりチェックしましょう。また、原因が特定できない場合であっても医師に相談することをおすすめします。
犬の抜け毛対策
続いて、犬の抜け毛が多いときの対策をご紹介します。
こまめにブラッシング
換毛期など皮膚が健康な状態で抜け毛が多いときは、毎日のこまめなブラッシングが効果的です。抜け毛を撒き散らす前に処理できる上に、皮膚の健康を保つことにもつながります。具体的には、次のようにブラッシングをしましょう。
コームで絡まった被毛を解く
スリッカーブラシで抜けた被毛を絡めとる
ピンブラシで皮膚・毛根を優しく刺激する
コームで毛流れを整える
ブラッシングをする際はやさしく、マッサージをするようにブラシをかけてあげてください。目安は1日5〜10分です。
低刺激なシャンプー
抜け毛の多い時期は定期的なシャンプーによって、体に付着した汚れや抜け毛を洗い落とせます。夏場なら2週間に1回、冬場なら1ヶ月に1回のペースでやさしくシャンプーをしてあげましょう。
また、シャンプーは低刺激なものを選びましょう。「犬の独特な匂いが気になる」という場合でも、高い頻度でシャンプーをしないよう注意してください。犬の皮膚は思っているより傷つきやすく、傷から感染症につながるリスクがあります。
外出時は洋服を着せる
外出先での抜け毛が気になる場合は、洋服を着せるのも1つの方法です。友人宅に招かれたときや飲食店に出入りするときなどは、エチケットとして洋服を着せる飼い主も増えています。
ただし、自宅で洋服を着せるのは注意してください。ダブルコート犬種は被毛で体温調節をしているので、洋服を着せ続けると体温をうまく調節できなくなるため、特に注意が必要です
粘着ローラーで細かい毛を取る
ソファやカーペット、洋服などについた抜け毛は繊維に絡んでしまっているので、掃除機よりも粘着ローラーを使用するのが効果的です。ただし、素材によっては生地表面を傷つけるおそれがあるので注意してください。
犬の抜け毛対策にベストな時短アイテム「SUIRYU FOR PET(ペット吸龍)」
犬の抜け毛対策にベストな時短アイテムとして最後にご紹介したいのが、「SUIRYU FOR PET(ペット吸龍)」です。
SUIRYU FOR PETはブラシとハンディクリーナーが一体になったアイテムであり、絡め取った抜け毛が舞い散ることなく、そのまま吸い込むことができます。ブラシはスリッカータイプ(ピンがくの字形に曲がっている)なので、ダブルコート犬種の換毛期ケアにも最適です。
また、SUIRYU FOR PETのサイズは2Lペットボトルほど、重量はわずか630gなので女性でも片手で取り扱えます。コードレス・充電式なので家中どこにいても使用できるのも、嬉しいポイントですね(連続稼働時間:最大50分)。
吸い込んだ抜け毛は、ダストカップを取り外しフタを開けるだけでポンッと捨てることができます。フィルターは水洗い可能なので、いつでも清潔を保てるのもSUIRYU FOR PET(ペット吸龍)の特徴です(スポンジフィルターは洗えません)。
まとめ
この記事では犬の抜けがなぜ多いのかと理由と、抜け毛対策の方法、さらにお掃除の時短アイテムまでご紹介しました。換毛期のある犬は抜け毛がとりわけ多いので、お掃除が本当に大変ですよね。
毎日の抜け毛ケア・お掃除に悩んでいる方は、SUIRYU FOR PET(ペット吸龍)をぜひお試しください。ブラッシングで抜け毛をしっかり絡めとり、スポッと吸い込めるので、毎日の抜け毛ケアが楽しくなるはずです。
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